セタニの歩み

私どもは、昭和4年頃に千代田区麹町で、花桶、たらい、手桶、おひつ、飯台などの桶や風呂桶の製造販売を始めました。

昭和10年ころに先代の一良によって本格的に事業化され、戦後も風呂桶の製造販売業を営んできました。新宿通りに沿った店で、風呂を販売するとともに、奥の仕事場では職人が風呂桶を製造していました。木曽から仕入れ、木場に貯木してあった木材を切り、鉋をかけ、組み立て、タガをはめて、水の漏れない風呂を製作しました。ヒノキやさわら、家族の人数に沿った大きさの風呂を注文に応じて製作販売をしていました。

高度経済成長期には、ホーロー製の風呂など工場で作った多様な風呂が大量販売されるようになり、木の風呂にとってかわるようになりました。新しい各種風呂の販売、設置及びその他キッチン、トイレなどの住宅設備も取り扱うようにいたしました。風呂場、トイレ、洗面所、キッチンなどの水廻りは、経験と技術を要するところです。設備機器を取り付けるだけでなく、部屋全体のデザイン、プランニングを手掛けるようになりました。

セタニの歩み

物の豊かな時代になるにしたがって、住まいに対するお客様のご要望も多様化し、一方商品の品ぞろえも充実してきたので、リフォームのお手伝いをさせていただく弊社にとっても、住まいのトータルなコンサルティング体制を整えることとなりました。デザインに詳しい人材、設計施工のできる人材、協力企業とのネットワークの構築などにより、多様なご要望に責任をもってお応えできる体制が整いました。

現在では、戸建てやマンションなど個人のお住いの建物全般の改修やオフィスの原状回復工事、トイレや洗面スペースのリニューアル、また学校や公共施設等の設備改修なども手掛けております。電気工事を含む設備の設置や改修、塗装工事、タイル工事やドアやサッシの交換、改修など、多岐にわたる住まいやオフィスなど建築に関するご相談に対応しています。

時代に連れて変化するお客様のご要望に対応し、これからもお役に立てる会社でありたいと存じております。

セタニの歩み